【本日のか】おしゃれに興味がないわけではない

我が家には、服が殆どない。

多分普通の人の4分の1程度しかないんじゃないかと思う。
二人分合わせても、二分の一。

ぼくは最近インスタに筋トレの画像をあげているけれど、大体、同じ格好の写真が並んでいる。
下は黒のトレーニングパンツみたいなのに、上はグレーかピンクのパーカー。
それ以外は、たまにTシャツになっている時があるくらいか。

本当にそれくらいしか服を持っていない。

ファッションに興味がないわけではない。
たまにはおしゃれをしてみたいなと思うこともある。

ただ、実際に服屋さんに行って服を手にとって、値札を見た瞬間に要らなくなる。

「え、このTシャツ4000円もするの?」
「この服かっこいいけど、3万だって。しゃぶしゃぶ2人で3回は行けるね。」
「1000円で安いけど、いまのやつもまだ着れるしいいか。」

服屋さんでの僕の基本的なルーティンがこれ。
結局何も買わない。

たまに気がついたら、服じゃなくて2000円くらいの本を買って読んでいたり、数千円のご飯を食べに行っていたりする。
全く、おしゃれが向いていないというのはこういうところだろう。

服を簡単に分解すると、暖かくするとか肌を守るとかの機能的な部分と、傍から見ていい男にみえるいい女に見えるようにするための部分があると思う。

もちろん最低限、清潔感を持った服装は心がけるよにしているが、それ以上の旗から見た自分のための服装に対して、お金を払う気にはならない。
これが、おしゃれが好きな人であれば、傍から見た自分だけじゃなくて、その服を着ている自分を楽しむみたいなところも出てくるのかもしれないが、それが殆どない。

同じ形、色、機能の服なのであれば、安ければ安いほどよい。
ブランドということで、僕の心が満たされるなんてことはないから、それを基準に服を選ぶこともない。

ただ、本当におしゃれな人達をみて、いいな、と羨ましく思うことがある。

それはその服を買えるお金があることに対してってのもあるけれど、そういった楽しみ方ができる感性が本当に羨ましい。
もちろん、おしゃれ以外の点で僕の中にも他人が羨むような感性があるのかもしれないが、ことおしゃれに関しては点でダメだ。

吉本隆明さんが、香水に関して「香りが濃いとか薄いとか、そうれをどう考えてやっているのか?」と、香水に携わる人に質問をしたときに「香りの濃薄の話をするってのは、本当にまだまだ。香水をつける文化のある地域では濃淡は全く問題にされていない。」と言われたという話に近い。
香水に対しての自分の民度の低さを実感したと。

僕の中でおしゃれをしている人に対してまだまだ民度の低い疑問を抱いている。

「それは寒くない?」
「そんなにロゴ大きくて邪魔じゃない?」
「白いズボンとか汚れるからやめといたら?」

まったく、こんな疑問を抱えている時点で、おしゃれな世界とは噛み合わないということが証明されているようなもんなんじゃないか。
もっとこう、「あれどこのブランドの何年モデルだろう」とか「あの差し色ってもう秋だからかな」とか考えた方が良い。

まあ、お金がないから今の格好をしているということもあるかもしれないと考えていたけれど、仮に3億円あたったとして、服を全身グッチにするか?というとしないと思う。

価値観の優先順位的には、「食>知識>住>衣」という感じだから。

また、服をいい服に変えたところで、僕のおしゃれレベルは上がらないから、こんな季節に足を出している女性なんかを見かけると「それは寒い!」と身震いしてしまうところからは抜け出せないんじゃないかな。

どうやっておしゃれレベルを上げるか?ということに関しては、お金があって、沢山トライアンドエラーを繰り返していけば上がるんじゃないかなというのはあるかもしれないけれど。

ま、そんな感じ。

長々書いたけれど、僕のおしゃれに対しての嫉妬というか、なんか言い訳みたいなものを書いておきます。

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