チェーン店はどのお店も同じで、かわらないクオリティーの食事・サービスが受けられる。
というわけではないと僕は思う。
やはり、人のやること。どんなにマニュアル化され、工場で作られた商品を店では温めるだけ・揚げるだけといった状態だったとしても、全く同じというわけにはいかない。
特に、店の雰囲気というものは如実に現れる。
店の間取り、水やナプキンの置き方、店内のBGMなんかが刺々しく、「ああ、ウェルカムじゃないんだな」と感じることがある。
ただ、やっぱり、店の雰囲気として大きな違いとなるのは店員さんの接客。
どうも、店長が休みなんだなと解釈するしかないだらけた雰囲気が如実にでていたり、お客さんを招くことが仕事ではなくて時給を稼ぐことが彼らの仕事なんだなと思うような「仕事を増やすな」的なプレッシャーを感じたりすることがある。あとは、単純に店長が店員にマウントをとっていたり、そこの空間を作っている人たちが仲悪そうだったり。
そんなときは、二度とその店舗には行かずに他の店舗に行く。でも、それが何件か続いたり、そもそもそこまで展開されていないチェーン店の場合は、どの店舗であっても2度と行かない。
そうやって、大切な時間を無駄にしない努力はしていくのだが、むしろ逆で、同じチェーン店でも店舗によって、より良い店がある場合がある。
例えば最近の僕のはやりで言うと、カフェ・ベローチェなんかはそのたぐい。
本当に店舗によって、雰囲気が違ってそれによるのか、客層も大きく違う。池袋周辺では店内で仕事をしている人が多いが、近所の商店街の中の店舗では、おじいさんとおばあさんがすし詰めになっている。
そして、どちらもそんなに嫌な感じがしないし、外からもその様子が眺められるので、気分で店舗を変えることができる。ぜひ、コーヒーも安いし、コーヒーゼリーが美味しいのでぜひ行ってみてほしい。
あとは、ミスタードーナツも店舗によって結構雰囲気が異なる。ただ、ミスドの場合は、ドーナツのクオリティまで影響が及ぶから要注意だ。
僕は、ミスタードーナツでは毎回ゴールデンチョコレートを頼むという生涯においての縛りがある。なので、店舗によってのゴールデンチョコレートのクオリティを比べることができるのだが、本当にピンからキリまである。そして、ゴールデンチョコレートが美味しくない店舗は、他のドーナツもあまりぱっとしないことが多い。
ちなみに、一番オススメのミスタードーナツは池袋西口ショップだ。たぶん、本部が直営でやっているか、しっかりとした社員さんがあの店舗を担当しているのだろう(ちがったらごめん)。
店の雰囲気なんてそんな細かいことを気にするくらいなら行くな。みたいな言い分もあるだろうが、ちょっとだけなにか食べたいとか、ちょっとだけ休みたいだけみたいなときにチェーン店は便利なんだ。
便利が故に、基本的にはある程度のことは目を瞑って、少し楽しむような心持ちでいくようにしている。
ただ、そんなときでもできればより良いところに行きたいし、より美味しく、より気持ちがよく過ごしたい。
どのチェーン店でも一緒だと感じるのはハッピーなことだ。ただ、もしそんな自分であったとしても、気持ちを入れてやってくれているお店に行きたい。
チェーン店であれば他の店舗に行けばいいが、個人店ならなおさらやっぱり、店長の意志や大事にしたい雰囲気、それを一緒にやってくれる仲間みたいなものが大事なんだろう。
そんなことを、チェーン店について考えながら思った。
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