【本日のか】タイムイズマネー

マコなり社長という方が『【絶対やるな】実は損する節約術TOP5』という動画をYou Tubeにあげていた。

そのなかで「水筒は安く済むけど、管理工数が増えるので無駄」とか「自炊は人件費も考えると高い。いかに時間をかけずにカロリーを摂取するかを考えれば良い。白米に豆腐と生卵と納豆かけて食べれば時間もかけず、バランスの良い食事が取れる」といったようなことを言っていた。

それらに関して、良い悪いとかではなく、単に、僕もこんなふうに考えてたなと思って。

つまり、「タイムイズマネー」至上主義というか、最も価値のあることに時間を注ぎ込まなければならないという半ば強迫的な考えがあった。

そして、その価値があるものと言うのが、社会的地位を築くためのものだったり、なにか将来のお金につながること、達成感を得られることに重点が置かれている。そんな感じだった。

でも今はそうじゃない。ちょっと変わったし、今の自分のタイムイズマネーの捉え方のほうが好きかなと。

目次

時間を立体的に、価値を深く広くもつ

今はあの頃にくらべて、時間を立体的に捉えられるようになったし、価値は深く広く持てるようになってきたと思う。

時間を立体的に捉える

確かに、水筒の管理や自炊には時間がかかる。対して、Uberやネット通販を使えばワンクリックで済む。それは大きな違いかもしれない。

さらに、自炊することによって節約できるお金というのも、月に数万円程度。仮に一日の調理に1時間かけていたとすると、月に30時間。時給1000円の仕事であれば、3万円稼ぐことができるので、その3万円以下で誰かに調理してもらえれば良い。

実際にそんな風に考えて、全く自炊もせずに「自炊するなら毎日松屋で牛丼食べてたほうが安い」と数ヶ月牛丼で過ごしたこともある。

でも、そんな考えはちょっと平面的だったなと思う。

特に自炊に関しては、やるに越したことはないし、食事を栄養摂取としてしまうのはもったいないと今は考えている。

確かに、誰かに料理してもらえれば時間をかけずに食べられる。しかし、それは作ってくれる人・店がないとご飯が食べられないということにもなる。
もちろんマコなり社長のように、白米に豆腐やらなにやらをぶっかけて済ませることはできるが、料理のスキルが無ければその程度だろう。

料理をやってみればわかると思うが、本当は世の中にある料理の殆どは自分で作ることができる。
そして、作れば作るほど効率化され調理時間も短くなる。美味しくなっていく。専門店ほど美味しくなれば、お店まで移動する時間も行列に並ぶ必要もなくなる(素材を買う時間は必要だが)。世界中どこに居ても美味しい料理を食べられるという安心感と自由を手に入れることもできる。

そんな風に、時間を積み上げていった結果得られるメリットもある事を今では知っている。

今その瞬間の行動の選択で効率化していくことだけを考えるのではなく、積み上げて立体的に考えることができるようになった感じだ。

価値を深く広く持つ

また、僕の中での価値のあることというのも、昔と今では変わった。

価値というと、何かを達成すること、社会的な地位を得てよりたくさん稼ぐこと、みたいなことばかり考えていた。そのために、あらゆることを効率化して、より良くというよりも、不要なものは省いて簡素化していった。

いわゆる、ドーパミンが分泌されるようなことだけのために生きていたように思う。

ただ、価値というのはそれだけにあるわけじゃない。

それこそ最も簡素に僕にとっての価値を説明すると、自分の生命的な安心・充足を得ること(セロトニン的価値)と、恋人や家族・友人・他人とのつながりを持つこと(オキシトシン的価値)、なにか物事を達成すること(ドーパミン的価値)の3つに分類できる。

またも自炊を例に上げるが、ドーパミン的価値だけを追求するのであれば、食事は単なる栄養補給と考えても仕方がないことだと思う。実際に僕もそう考えていたことはある。ただ、物事の価値は、ドーパミン的価値の側面だけでは決まらない。

より美味しいものをしっかり味わうことで得られる充足感や幸福感、一緒に御飯を味わう家族とのつながりや素材を作ってくれた農家さんや八百屋さん・レシピを作ってくれた料理専門家の方への感謝ができることも、自炊の価値として僕は実感している。

もちろん、そもそもの僕自身が食事に対して価値の重心の置き方が高いというのもあるが、単純に生命維持のためと切り捨ててよいようなちょっとした価値ではないように感じている。

まあ、自炊の例は一例だが、言いたいのは単純に時間を節約することよりも、自身が実感できる価値を増やすこと、価値を深く広くしていくことのほうが大切で、その広い価値観で最適化していくことが大切だということを言いたい。

タイムイズマネーとは

昔の僕のタイムイズマネーは「お金より時間が大切!将来のためにその時間をすべて注ぎ込め!」といった解釈をしていたように思う。

今、僕自身がタイムイズマネーを再定義するとしたら、「生涯の時間すべてを使って、価値を最大化しよう」ということになるだろうか。

ちょっとむずかしいことになってしまったけれど、もっと時間を立体的に、価値を深く広く持つことのほうが、単純に時間を絞っていくだけよりも効率的だよという話。

ぜひ、みなさんもこれを機に、自分のタイムイズマネー感を見直してみてはいかがだろうか。

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